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産後の骨盤ケアにピラティス!「腹直筋離開」と尿漏れのリカバリー法

コラム

「産後、お腹がなかなか凹まない」「くしゃみをすると尿漏れしてしまう」「骨盤がグラグラする感じがする」——産後のママなら、一度は感じたことがある悩みではないでしょうか。

産後の体型が戻りにくいのは、単に「脂肪がついたから」ではありません。妊娠・出産によって、骨盤周辺のインナーマッスルが大きなダメージを受けているからです。

この記事では、産後の骨盤ケアにピラティスがおすすめな理由と、腹直筋離開や尿漏れへの対処法について詳しく解説します。整体との違いや、産後ママが気をつけるべきポイントもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
  • 産後の体型が戻らない本当の原因
  • 整体の骨盤矯正とピラティスの違い、使い分け方
  • 産後ママがピラティスでできる骨盤ケアの具体的な方法
  • 腹直筋離開がある場合の注意点
  • 尿漏れや産後太りに関する疑問への回答

産後の体型が戻らない3つの原因

「産前のジーンズが履けない」「お腹がぽっこりしたまま」——こうした悩みの背景には、見た目では分かりにくい身体の変化があります。

骨盤周辺のインナーマッスルが機能低下している

妊娠中、お腹が大きくなるにつれて、骨盤周辺のインナーマッスル(深層筋)は引き伸ばされ続けます。特に「腹横筋」や「骨盤底筋群」といった、姿勢を内側から支える筋肉は、出産後もすぐには元の機能を取り戻せません。

これらの筋肉が弱ったままだと、骨盤が不安定になり、内臓を正しい位置に保てなくなります。その結果、体重は戻っても「お腹だけ出ている」という状態が続いてしまうのです。

腹筋が真ん中で離れる「腹直筋離開」とは

腹直筋離開とは、お腹の中央を縦に走る腹直筋が、左右に離れてしまう状態のことです。妊娠中にお腹が大きくなることで、腹直筋の間にある「白線」という組織が引き伸ばされ、産後もそのまま開いたままになることがあります。

腹直筋離開があると、いくら腹筋運動をしてもお腹が凹みにくく、むしろ悪化させてしまうこともあります。産後にお腹の真ん中を押すと溝を感じる場合は、腹直筋離開の可能性があります。

程度にもよりますが、適切なエクササイズで改善が期待できるケースも多いです。ただし、離開の幅が大きい場合は専門家への相談が必要になることもあります。

骨盤底筋のダメージによる尿漏れリスク

骨盤底筋群は、骨盤の底でハンモックのように内臓を支えている筋肉群です。妊娠中はお腹の重みで常に圧迫され、出産時にはさらに大きな負荷がかかります。

骨盤底筋が弱ると、くしゃみや咳、重いものを持った時などに尿漏れが起きやすくなります。また、子宮や膀胱が下がる「骨盤臓器脱」のリスクも高まります。

「産後だから仕方ない」と放置する方も多いですが、骨盤底筋は適切なトレーニングで機能を回復させることができます。


整体の骨盤矯正とピラティスの違い

産後の骨盤ケアといえば、整体院での「骨盤矯正」を思い浮かべる方も多いでしょう。整体とピラティス、それぞれの役割を理解しておくと、自分に合ったケアを選びやすくなります。

整体:骨格の位置を外から調整する(他力)

整体の骨盤矯正は、施術者が手技によって骨盤の位置を調整するアプローチです。歪んだ骨盤を正しい位置に戻すことで、身体のバランスを整えます。

施術直後は「身体が軽くなった」「歪みが取れた気がする」と感じることが多いですが、時間が経つと元に戻ってしまうという声もよく聞かれます。

これは、骨盤を支える筋肉が弱いままだと、正しい位置を維持できないからです。整体はあくまで「リセット」であり、維持するための力は別途必要になります。

ピラティス:位置を保つ筋肉を再教育する(自力)

ピラティスは、骨盤周辺のインナーマッスルを鍛えることで、正しい位置を「自分の力で維持できる」身体を作るアプローチです。

整体のように即効性はありませんが、続けることで根本的な改善が期待できます。骨盤底筋群や腹横筋を意識的に使うことで、「天然のコルセット」を身につけるイメージです。

また、ピラティスでは正しい姿勢や身体の使い方も学べるため、日常生活の中で骨盤に負担をかけにくくなるというメリットもあります。

結論:整体で「リセット」→ピラティスで「維持」が理想

整体とピラティスは、どちらが良いというものではなく、役割が異なります。

理想的なのは、整体で骨盤の位置を整えた後、ピラティスでその状態を維持する筋力をつけていくという組み合わせです。「整体に通っているけど効果が持続しない」という方は、ピラティスを取り入れることで変化を感じやすくなるかもしれません。


産後ママのための骨盤ケア|ピラティスでできること

産後のピラティスでは、ダメージを受けた骨盤周辺の筋肉を優しく「再教育」していきます。

骨盤底筋を「引き上げる」感覚を取り戻す

骨盤底筋のトレーニングというと、「膣を締める」「尿を途中で止める」といったイメージがあるかもしれません。しかし、産後すぐはこの感覚自体が分からなくなっていることも多いです。

ピラティスでは、呼吸と連動させながら骨盤底筋を意識する練習を行います。息を吐く時に、骨盤底を「エレベーターで上に引き上げる」ようなイメージで力を入れます。

最初は感覚が掴めなくても、繰り返すうちに少しずつ「あ、今使えている」という感覚が戻ってきます。焦らず、地道に続けることが大切です。

腹横筋を使って「天然のコルセット」を作る

腹横筋は、お腹を内側からコルセットのように包み込んでいる筋肉です。この筋肉が機能することで、骨盤が安定し、内臓も正しい位置に保たれやすくなります。

ピラティスでは、呼吸を使って腹横筋を活性化させます。息を吐く時に、お腹を凹ませるのではなく「肋骨を締める」「おへそを背骨に近づける」という意識で腹横筋を働かせます。

この「天然のコルセット」が機能するようになると、ぽっこりお腹の改善だけでなく、腰痛の予防にもつながります。

抱っこ姿勢で崩れた背中・肩をケアする

産後ママの姿勢は、授乳や抱っこの影響で猫背や巻き肩になりがちです。背中が丸まると、骨盤も後傾しやすくなり、さらに体型の崩れにつながります。

ピラティスでは、骨盤だけでなく背骨全体の動きも重視します。胸椎(背中の中央部分)を動かすエクササイズを通じて、抱っこで固まった背中をほぐし、正しい姿勢を取り戻していきます。

姿勢が整うと、見た目の印象が変わるだけでなく、肩こりや腰痛の軽減にもつながります。


腹直筋離開がある場合の注意点

腹直筋離開がある状態でのエクササイズには、注意が必要です。

やってはいけない動き(クランチ・ねじり系)

腹直筋離開がある場合、一般的な腹筋運動(クランチやシットアップ)は避けた方が安全です。これらの動きは腹直筋に強い負荷をかけ、離開を悪化させる可能性があります。

また、強いねじり系の動きも、腹部に圧力がかかりやすいため注意が必要です。

産後のピラティスでは、腹横筋や骨盤底筋といったインナーマッスルを優先的に鍛え、外側の腹直筋への負荷は最小限に抑えながら進めていきます。

離開の幅によっては専門家への相談が必要

腹直筋離開の程度は人によって異なります。指1〜2本分の離開であれば、適切なエクササイズで改善が期待できることが多いです。

しかし、指3本以上入るような大きな離開がある場合や、臓器が飛び出しているような感覚がある場合は、産婦人科や専門の理学療法士に相談することをおすすめします。

自己判断でエクササイズを始める前に、一度専門家にチェックしてもらうと安心です。


産後の骨盤ケアに関するよくある質問

産後いつからピラティスを始められますか?

一般的には、自然分娩の場合は産後1〜2ヶ月頃から、帝王切開の場合は産後2〜3ヶ月頃から始められることが多いです。ただし、必ず1ヶ月検診で医師の許可を得てから始めてください。産褥期(産後6〜8週間)は身体の回復を最優先にしましょう。詳しくは別記事で解説しています。

骨盤ベルトはいつまで使うべきですか?

骨盤ベルトは、産後すぐから1〜2ヶ月程度の使用が一般的です。ベルトに頼りすぎると、自分の筋肉で骨盤を支える力が育ちにくくなるため、徐々に外していくことをおすすめします。ピラティスで骨盤周辺の筋力がついてくれば、ベルトなしでも安定感を感じられるようになります。

腹直筋離開は手術なしで改善しますか?

多くの場合、適切なエクササイズで改善が期待できます。ただし、離開の幅が大きい場合や、日常生活に支障が出ている場合は、外科的な処置が検討されることもあります。まずは産婦人科や専門家に相談し、自分の状態を把握した上で、適切なケアを選びましょう。

尿漏れパッドが手放せませんが改善できますか?

骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れの改善が期待できます。ピラティスでは呼吸と連動させながら骨盤底筋を意識するトレーニングを行うため、自己流で締めるよりも効果を感じやすいという声も多いです。ただし、改善には時間がかかることもあるため、焦らず継続することが大切です。

産後1年以上経っていますが効果はありますか?

産後1年以上経っていても、ピラティスで骨盤ケアを始める意味は十分にあります。むしろ、産後すぐは身体の回復に精一杯で、自分のケアまで手が回らなかったという方も多いです。「今さら」と思わず、始めたいと思った時がベストタイミングです。


まとめ|産後は身体を「作り直す」チャンス

産後の身体は、大きなダメージを受けた後の回復期にあります。「元に戻す」というよりも、「新しく作り直す」という意識で取り組むと、気持ちも楽になるかもしれません。

骨盤周辺のインナーマッスルを鍛え、正しい姿勢と身体の使い方を身につけることで、産前よりも快適な身体を手に入れることも可能です。

焦らず、無理せず、自分のペースで。育児の合間のわずかな時間でも、少しずつ続けることで身体は確実に変わっていきます。

「体型が戻らない」「尿漏れが気になる」と悩んでいる方は、ぜひ一度、産後ピラティスを体験してみてください。

この記事を書いた人
saku

GOOD PILATES運営者。デスクワークによる体の不調改善のためにピラティスを始め、その効果に感動。初心者だった頃の経験を活かし、スタジオ選びに必要な情報を分かりやすくまとめています。「初心者でも迷わずスタジオを選べるサイト」を目指して日々更新中。

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