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ピラティスで骨盤矯正|「足の長さが違う」「スカートが回る」身体の歪みを整える

コラム

「なんだか足の長さが違う気がする」「スカートやズボンがいつの間にか回っている」「写真を撮ると肩の高さが左右で違う」——そんな経験はありませんか?

これらは、骨盤の歪みが原因かもしれません。骨盤は身体の土台であり、ここが傾いたりねじれたりすると、全身のバランスに影響を及ぼします。腰痛や肩こり、下腹のぽっこり、垂れ尻なども、実は骨盤の歪みが根本原因というケースは少なくありません。

ピラティスは、骨盤周りの筋肉を整えることで、歪みを根本から改善していくエクササイズです。この記事では、骨盤のタイプ別の特徴から、整体との違い、ピラティスで骨盤が整うメカニズムまで、詳しく解説します。

この記事で分かること
  • 自分の骨盤がどのタイプか(前傾・後傾・左右差)
  • 整体とピラティス、骨盤矯正にはどちらが効果的か
  • ピラティスで骨盤が整う仕組みと、効果を感じるまでの期間
  • 骨盤矯正目的でピラティスを始める際の注意点

骨盤のゆがみタイプ診断と不調の傾向

骨盤の歪みには、大きく分けて3つのタイプがあります。自分がどのタイプに当てはまるかを知ることで、どんな不調が起きやすいか、どこを意識すれば良いかが見えてきます。

骨盤前傾タイプ(反り腰):腰痛、前ももの張り

骨盤が前に傾いている状態を「骨盤前傾」と言います。いわゆる「反り腰」の方がこれに当たります。

壁に背中をつけて立った時、腰と壁の間に手のひらが2枚以上入るほどの隙間がある場合は、骨盤前傾の可能性が高いです。

このタイプの方は、腰に過度な負担がかかりやすく、慢性的な腰痛に悩まされることが多いです。また、前ももの筋肉(大腿四頭筋)が常に緊張状態になるため、太ももの前側がパンパンに張ってしまうことも。お尻が突き出て見えるため一見スタイルが良く見えることもありますが、長期的には身体への負担が大きくなります。

骨盤後傾タイプ(猫背):垂れ尻、下腹ぽっこり

骨盤が後ろに傾いている状態を「骨盤後傾」と言います。猫背の方に多く見られるタイプです。

座った時に尾てい骨が椅子に当たる感覚がある方、立った時にお腹が前に突き出ている方は、骨盤後傾の可能性があります。

このタイプの方は、お尻の筋肉が使えていないため、ヒップが垂れやすくなります。また、骨盤が後ろに倒れることで内臓が下がり、下腹がぽっこりと出て見えることも。さらに、骨盤底筋群が弱くなりやすく、尿漏れのリスクが高まることもあります。

左右差・回旋タイプ:片側の腰痛、歩き方の違和感

骨盤が左右どちらかに傾いていたり、ねじれていたりする状態です。「足の長さが違う」「スカートが回る」という症状は、このタイプに多く見られます。

片側だけ腰が痛い、歩いていると身体がどちらかに寄っていく、靴底の減り方が左右で違う——こうした症状がある方は、骨盤の左右差やねじれがある可能性があります。

このタイプの歪みは、日常生活の癖(いつも同じ側でバッグを持つ、足を組む、片足重心で立つなど)が原因になっていることが多いです。


【比較】骨盤矯正には整体か、ピラティスか?

骨盤の歪みを整えたいと思った時、多くの方が「整体」と「ピラティス」のどちらを選ぶべきか迷います。それぞれの特徴を理解した上で、自分に合った方法を選びましょう。

整体:骨の位置を外部圧力で戻す(他力)

整体(カイロプラクティックや骨盤矯正を含む)は、施術者が外部から力を加えて、骨格の位置を調整するアプローチです。

メリットは、即効性があること。施術後すぐに「身体が軽くなった」「歪みが取れた」と感じる方も多いです。

一方でデメリットは、効果が持続しにくいこと。骨の位置を一時的に整えても、その位置を支える筋肉が弱いままだと、日常生活の中でまた元の歪んだ位置に戻ってしまいます。「整体に行っても2〜3日で戻る」という経験がある方は、まさにこのパターンです。

ピラティス:筋肉バランスを整えて「自分で戻す」(自力)

ピラティスは、骨盤周りの筋肉を鍛え、正しい位置を自分で維持できるようにするアプローチです。

メリットは、根本的な改善が期待できること。骨盤を支えるインナーマッスル(骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋など)を強化することで、正しい骨盤のポジションを身体が覚え、日常生活でも自然とその位置をキープできるようになります。

デメリットは、即効性がないこと。効果を実感するまでには、継続的なトレーニングが必要です。

結論:整体で「リセット」→ピラティスで「維持」が理想

整体とピラティスは、対立するものではなく、組み合わせることで相乗効果を発揮します。

まず整体で骨格の位置をリセットし、その状態をピラティスで維持・定着させる——この流れが、骨盤矯正においては理想的です。

「整体に通っているけど効果が持続しない」という方は、ピラティスを併用することで、整体の効果を長持ちさせることができるでしょう。


ピラティスで骨盤が整うメカニズム

ピラティスがなぜ骨盤矯正に効果的なのか、その仕組みを解説します。

骨盤底筋群と腹横筋による「天然の骨盤ベルト」

ピラティスでは「パワーハウス」と呼ばれる体幹部を重視します。パワーハウスには、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋などが含まれ、これらの筋肉は骨盤を内側から支える「天然の骨盤ベルト」のような役割を果たします。

市販の骨盤ベルトは外側から締め付けることで骨盤を固定しますが、ピラティスで鍛えるインナーマッスルは、身体の内側から骨盤を安定させます。

この「天然の骨盤ベルト」が強化されると、外部からの矯正に頼らなくても、自分の力で骨盤を正しい位置にキープできるようになります。

股関節の柔軟性が骨盤をフリーにする

骨盤の歪みは、股関節の硬さと密接に関係しています。股関節が硬いと、骨盤の動きが制限され、歪みが固定されやすくなります。

ピラティスでは、股関節の可動域を広げるエクササイズが多く含まれています。股関節が柔らかくなると、骨盤が自由に動けるようになり、正しいポジションに戻りやすくなります。

特に、股関節を内旋・外旋させる動きや、骨盤を前後に傾ける「ペルビックカール」などのエクササイズは、骨盤矯正に効果的です。

左右差を整える「片側ずつ」のアプローチ

骨盤の左右差やねじれがある場合、左右同時に動くエクササイズだけでは改善が難しいことがあります。強い側がリードしてしまい、弱い側がサボってしまうからです。

ピラティスでは、片足ずつ、片側ずつ行うエクササイズが多く取り入れられています。これにより、左右の筋力差を把握し、弱い側を重点的に鍛えることができます。

マシンピラティスでは、スプリングの負荷を左右で変えることもできるため、より細やかな調整が可能です。


骨盤矯正目的でピラティスを始める際のポイント

骨盤の歪みを整えたいという目的でピラティスを始める場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

マシンピラティスがおすすめな理由

骨盤矯正を目的とするなら、マットピラティスよりもマシンピラティスがおすすめです。

マシンピラティスでは、リフォーマーなどの器具が身体の動きをガイドしてくれるため、正しい骨盤のポジションを感覚的に覚えやすくなります。また、スプリングの負荷を調整することで、弱い筋肉を重点的に鍛えることもできます。

特にプライベートレッスンであれば、インストラクターがあなたの骨盤の状態を見ながら、最適なエクササイズを選んでくれます。

インストラクターに伝えるべきこと

レッスンを受ける際は、以下の情報をインストラクターに伝えておくと、より効果的な指導を受けられます。

まず、「骨盤の歪みを整えたい」という目的を明確に伝えましょう。また、「スカートが回る」「片側だけ腰が痛い」など、具体的な症状があれば共有してください。

整体や病院で骨盤の状態について診断を受けたことがある場合は、その情報も役立ちます。「骨盤が前傾していると言われた」「左側の骨盤が高いと言われた」など、分かっている範囲で伝えましょう。

効果を感じるまでの目安期間

骨盤矯正は、一朝一夕で達成できるものではありません。長年かけて形成された歪みを整えるには、継続的な取り組みが必要です。

一般的な目安として、週1〜2回のペースで3ヶ月ほど続けると、変化を感じ始める方が多いです。姿勢の改善や、腰痛・肩こりの軽減など、まずは間接的な変化から実感することが多いでしょう。

「スカートが回らなくなった」「足の長さの違いが気にならなくなった」といった、歪みそのものの改善を実感するには、半年〜1年ほどの継続が必要な場合もあります。焦らず、コツコツと続けることが大切です。


骨盤矯正に関するよくある質問

産後の骨盤矯正はいつから始められますか?

産後の骨盤矯正は、一般的に産後1〜2ヶ月以降、医師の許可が出てから始めることが推奨されます。帝王切開の場合は、傷口の回復を待つ必要があるため、さらに慎重になる必要があります。産後の骨盤ケアについては、別記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。

骨盤ベルトはずっとしていた方がいいですか?

骨盤ベルトは、一時的なサポートとしては有効ですが、長期間つけ続けることはおすすめしません。ベルトに頼りすぎると、骨盤を支える筋肉が弱くなってしまうからです。ベルトを使いながら、同時にピラティスでインナーマッスルを鍛え、徐々にベルトなしでも骨盤を支えられる状態を目指しましょう。

O脚矯正と骨盤矯正はセットで行うべきですか?

O脚と骨盤の歪みは密接に関係しています。骨盤が歪んでいると、それに連動して脚の骨格も歪みやすくなります。逆に、O脚を放置していると骨盤にも影響を与えます。どちらか一方だけを矯正しても、もう一方が歪んだままでは元に戻りやすいため、セットで取り組むことをおすすめします。ピラティスでは、骨盤と脚の両方にアプローチするエクササイズが多いので、自然と両方の改善が期待できます。

足を組む癖はどうすれば治りますか?

足を組む癖は、骨盤の歪みの原因にも結果にもなります。すでに歪んでいるから足を組みたくなる、足を組むことでさらに歪みが進む——という悪循環です。意識して足を組まないようにすることも大切ですが、根本的には骨盤周りの筋肉バランスを整えることで、足を組まなくても楽に座れる状態を作ることが解決策になります。

歪みが改善すると身長は伸びますか?

劇的に身長が伸びるわけではありませんが、骨盤の歪みや猫背が改善されることで、本来の身長に戻ることはあります。骨盤後傾で背中が丸まっていた人や、左右差で片側が縮んでいた人は、姿勢が整うことで1〜2cm程度高くなったように見える(測定上も伸びる)ケースがあります。


まとめ|正しい骨盤の位置が、全身の健康の土台

骨盤は、身体の中心に位置する「土台」です。この土台が傾いたりねじれたりしていると、その上に乗っている背骨や肩、首にも影響が及び、さまざまな不調の原因になります。

ピラティスは、骨盤周りのインナーマッスルを鍛えることで、歪みを根本から改善していくエクササイズです。整体のように外部から矯正するのではなく、自分の力で正しい位置をキープできるようになるため、効果が持続しやすいのが特徴です。

「足の長さが違う」「スカートが回る」「片側だけ腰が痛い」——そんな症状に心当たりがある方は、骨盤の歪みを疑ってみてください。そして、根本からの改善を目指すなら、ピラティスを始めてみることをおすすめします。

この記事を書いた人
saku

GOOD PILATES運営者。デスクワークによる体の不調改善のためにピラティスを始め、その効果に感動。初心者だった頃の経験を活かし、スタジオ選びに必要な情報を分かりやすくまとめています。「初心者でも迷わずスタジオを選べるサイト」を目指して日々更新中。

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