「妊活のために、何か体に良いことを始めたいな」 そう思っても、情報が多すぎて何から手を付ければ良いのか分からなくなってしまうことはありませんか?
そんなあなたに、今、私たちがお伝えしたいのが、近年注目されている「妊活ピラティス」です。
この記事を読めば、妊活ピラティスがなぜ多くの女性に選ばれているのか、その理由から注意点まで、あなたの知りたいことの全てが分かります。そして、ご自身の体を慈しむ、前向きな気持ちになれるはずです。
そもそも「妊活ピラティス」とは?
まず、「妊活ピラティス」とは何かをご説明しますね。 これは、妊娠しやすい体づくりを目指し、未来の赤ちゃんを迎えるための心と体の土台を、総合的に整えることを目的としたピラティスのことです。
ランニングのような息が上がる激しい運動とは違い、ご自身の体の声に耳を澄ませながら、深い呼吸とともに一つひとつの動きを丁寧に行う「優しいエクササイズ」です。運動経験が少ない方や、体力に自信がない方でも、安心して始めることができますよ。
妊活ピラティスが注目される7つの理由
それでは、なぜピラティスが妊活中の女性の心強い味方になるのか、その具体的な7つの理由を、一つひとつ見ていきましょう。
骨盤内の血流を促し、子宮や卵巣を元気にする
ピラティスでは、股関節や骨盤周りのインナーマッスルを丁寧に動かしていきます。これにより、デスクワークなどで滞りがちだった骨盤内の血流が促され、子宮や卵巣に新鮮な酸素と栄養がたっぷりと届きやすくなる効果が期待できます。未来の赤ちゃんが過ごすお部屋を、ふかふかの温かいベッドにしてあげるイメージですね。
骨盤底筋を整え、“赤ちゃんのハンモック”を安定させる
骨盤の底で子宮や膀胱をハンモックのように支えている「骨盤底筋」。この「赤ちゃんのためのハンモック」がしなやかで安定していると、子宮も良い状態を保ちやすくなります。ピラティスは、この骨盤底筋に的確にアプローチし、その機能を整えることができる数少ないエクササイズの一つです。
深い呼吸で、自律神経のバランスを整える
先の見えない妊活中は、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、心と体をコントロールする自律神経が乱れがちになります。ピラティスで行う深く、穏やかな呼吸は、この乱れがちな自律神経のバランスを整え、心と体をリラックスモードへと導く効果が期待できます。
体の歪みを調整し、骨盤を最適なポジションへ
普段の生活のクセで体が歪んでいると、骨盤も傾き、中にある子宮や卵巣が圧迫されてしまうことがあります。ピラティスで背骨や骨盤を本来あるべき正しい位置へと整えることは、子宮や卵巣が健やかに働くための、快適なスペースを作ってあげることにも繋がるのです。
質の良い睡眠をサポートし、ホルモンバランスを整える
適度な運動がもたらす心地よい疲労感は、質の良い、深い睡眠へと誘ってくれます。ぐっすり眠ることは、妊活において非常に重要な女性ホルモンのバランスを整える上で、欠かすことのできない要素。ピラティスは、「ぐっすり眠れる体」づくりもサポートします。
基礎代謝を上げ、ぽかぽか“冷え知らず”の体へ
体の内側にあるインナーマッスルを鍛えることで、体の熱を生み出す力(基礎代謝)が上がり、巡りの良い、冷えにくい体質へと導く効果が期待できます。特に「冷え」は血行不良のサインとも言われ、妊活にとっては大敵。内側からぽかぽかと温かい体は、赤ちゃんを迎え入れるための大切な土壌です。
自分自身の体と向き合い、心を肯定する時間を持つ
妊活中は、どうしても結果ばかりに目がいき、自分を責めてしまいがちですよね。ピラティスは、そんな時間から少し離れ、「今日の自分の体はどうかな?」と優しく向き合い、その小さな変化を感じる時間です。「今日も頑張っている自分」を認め、大切にしてあげることで、自己肯定感を育む、何より尊い時間になるはずです。
妊活中にピラティスを始める前に知っておきたい3つの注意点
安心して一歩を踏み出すために、以下の3つの点は必ず心に留めておいてくださいね。
なによりもまず、かかりつけの医師に相談を
これが最も大切な、最初の一歩です。特に、すでに不妊治療を専門のクリニックで受けている方は、運動の可否や適切なタイミングについて、必ずご自身の判断ではなく、かかりつけの医師に確認してください。
なぜなら、不妊治療の段階によっては、安静が必要な時期があるからです。例えば、採卵や胚移植の前後など、医師の指示で運動が制限されるケースがあります。また、ホルモン剤の影響で体が通常とは違う状態にあることも考えられます。
医師に相談する際は、「ピラティスという、体幹を鍛えたり、骨盤周りを動かしたりするエクササイズを始めたいのですが、問題ないでしょうか?」「特に控えるべき時期や動きはありますか?」と具体的に伝えてみましょう。 そして、医師から運動の許可が出たことを、次に説明するピラティスのインストラクターにもしっかり伝えることが、あなた自身の体を守ることに繋がります。
「頑張りすぎ」は禁物。心地よさを最優先に
妊活中は、つい「赤ちゃんのために頑張らなきゃ!」と、何事にも一生懸命になりがちですよね。そのお気持ちはとても尊いものですが、ピラティスにおいては、その「頑張りすぎ」が逆効果になってしまうこともあります。
過度な運動は、体にとって一種のストレスとなり、ホルモンバランスに影響を与えてしまう可能性も指摘されています。また、「今日もレッスンに行かなきゃ…」という義務感が、心のストレスを増やしてしまっては本末転倒です。
大切なのは、レッスンが終わった後に「ああ、スッキリしたな」「気持ちよかったな」と感じられること。翌日に日常生活に支障が出るほどの強い筋肉痛が残るようなら、それは少し頑張りすぎのサインかもしれません。 体調が優れない日や、気分が乗らない日は、勇気を出してお休みすることも、自分を大切にする立派な妊活の一部ですよ。
専門知識のあるインストラクターを選ぶ
安心して体を任せられる、信頼できるインストラクターを見つけることは、妊活ピラティスにおいて非常に重要です。なぜなら、妊活中の女性の体はとてもデリケートで、配慮すべき点が多くあるからです。
良いインストラクターを見分けるポイントは以下の通りです。
- スタジオの専門性を見る
スタジオによっては、「妊活・マタニティコース」が専門的に設けられているところもあります。そうしたスタジオは、妊活に関する知識や経験が豊富なインストラクターが在籍している可能性が高いです。 - 資格を確認する
スタジオのウェブサイトなどで、「マタニティピラティス」や「産前産後ピラティス」といった、女性のライフステージに関する専門資格を持っているかを確認してみましょう。これは、女性の体に関する深い知識を持っているという一つの証になります。 - 体験レッスンで正直に相談してみる
体験レッスンの際に、「妊活目的で通いたいのですが、配慮していただくことは可能ですか?」と正直に伝えてみましょう。その時のインストラクターの反応が、とても重要です。親身に話を聞き、あなたの体調や周期に合わせたアドバイスをくれそうな先生なら、きっと安心して通うことができるでしょう。
【Q&A】妊活ピラティスに関するよくある質問
Q. いつから始めるのが良いですか?
A. 思い立った時が始め時ですよ。ただし、体外受精などの具体的な治療スケジュールがある場合は、移植の前後など、運動を控えるべき期間もありますので、必ず医師やインストラクターと相談しながら進めてくださいね。
Q. どのくらいの頻度で通うのが効果的ですか?
A. 無理のない範囲で、まずは週に1回から始めてみるのがおすすめです。何より「継続すること」が、体質改善への一番の近道。義務感で通うのではなく、「自分のためのご褒美時間」として楽しめるペースを見つけましょう。
Q. マシンとマット、妊活目的ならどちらが良いですか?
A. どちらにも良さがありますが、運動経験が少ない方や、より体に負担をかけずに安心して始めたい方には、動きを優しくサポートしてくれるマシンピラティスが特におすすめです。正しい体の使い方を、安全に学ぶことができますよ。
まとめ:あなたの体を、あなた自身が慈しむ時間
ピラティスは、「これをやれば妊娠できる」という特効薬ではありません。 そうではなく、未来に会えるかもしれない赤ちゃんを迎えるために、あなた自身の心と体を、あなた自身が慈しみ、最高の状態に整えてあげるための、愛おしい時間です。
まずは、ご自身の体を大切にする時間を持つことから、始めてみませんか? その優しい一歩が、きっとあなたの未来を、温かく照らしてくれるはずです。
当サイトでは、初心者さんでも安心して通えるスタジオの選び方や、お近くのスタジオも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

